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はじめに

 私は仕事柄、学校現場に行くことが多い。多くの場合は「授業研究会」に外部講師として呼ばれるという形である。外部からわざわざ人を呼んで授業をみてもらい、研究会に参加してもらおうというのだから、どの学校もたいていは生き生きとしている。そして、17年もこのようなことを続けていると、この間に学校が大きく変化してきたことが分かる。

 変化が感じられるのは、やはり学校の外側からの要求が変化したときである。たとえば、この間に学校は週5日制になり土日は休みになった。またそれまで主流であった相対評価が絶対評価に大きくシフトした。習熟度のグループ編成やティームティーチングは以前は全く見られなかったが、今では当たり前のように導入されている。教育課程も大きく変化し「総合的な学習の時間」や選択履修の時間が導入されるようになり、指導観も大きく転換した。学習内容が3割減らされた。パソコンやインターネットも急速に普及し今ではどこの学校にもコンピュータルームが当たり前のようにある。学校安全も意識されるようになり、地域社会と学校の関係も微妙に変化したようにみえる。そして最近では特別支援教育も導入され、小学校英語も始まろうとしている。と同時に、「学力低下」が叫ばれ振り子は大きく振り戻されようとしているように感じる。

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